プロとしての心構え

おはようございます。

私ごとですが、ストレスと疲れが溜まっていたのか「帯状疱疹」がお腹周りに出てしまって絶讃痛痒い中です。

#ストレス発散大切 #無理をしない #みなさんも気をつけて下さい

今日は「気持ちはわかるけど、それ言っちゃダメでしょ」ってことを書き残します。

エピソード

パイロットとして仕事をしているのですが、航空機の定期点検(車検みたいもの)が終わった後にテストフライトを行うんですが、そのための打ち合わせの時のことです。

整備員から「しっかり整備したんですが、パイロットの方でも点検ヨロシクお願いします!」

私は「了解。ヨロシクお願いします!」と返しましたが、なんだかモヤモヤ感がありました。

パイロット

航空機を運航するすべての責任は機長にあります。

ネジ1本落とそうが、副操縦士が操作ミスして機体を壊したとしてもすべて機長の責任です。

これは空の世界で生きるものとして当たり前であり、安全運航するために全力でフライトに望みます。

整備後のテストフライトの時ももちろんそう。

例えば整備ミスがあって上空で不具合が起こったとしても安全に着陸させなければいけません。

フライト前には整備員がしっかりと整備してくれた機体をネジの締め忘れがないか、工具の置き忘れがないか入念に点検をします。

これは整備員を信頼していないわけではなく、パイロットとしての責任を果たすために行います。

整備

整備員ももちろんプロとして航空機を良好な状態に保つために整備してくれています。

世の中に絶対はないのは承知の上ではありますが、その道のプロとして「整備ミスは絶対にない。自信を持って整備した。」って言えるぐらい自信を持って仕事に取り組んでいると思います。

人間である以上、失敗や間違いがあるのは当然でありそれを前提で行動しなければいけませんが、どこかで「他人任せ」の気持ちがあると失敗や間違いのリスクが格段に上がってしまします。

「最終的な点検お願いします」の発言の裏には《まー俺がミスしてても誰か気づいてくれるだろう》という気持ちが生まれてしまします。

「事故が起きても最後に点検したのはオレじゃないし」って気持ちで整備している者なんているはずないですが、『こんなもんでいいか精神』を誘発させる態勢にあるのはとても危険です。

プロとして

パイロットは整備できないし、整備は操縦できない。トイレ掃除してくれる人がいるからビジネスマンは仕事に集中できる。

誰が下とか上とか関係なくてそのポジションに与えられた仕事をそれぞれがしっかり行うからこそちゃんとしたものが出来上がります。

お互いリスペクトがあるから成り立っている。その前提としてお互いがプロとして役割を確実に全うすることが大事です。

サスティナブルで

「パイロットの方でも点検ヨロシクお願いします」の整備員の発言は、他人任せのつもりで言ったわけではないと思いますが、それを聞いている後輩整備員たちはどう感じるか。これを言う文化が根付いたらプロ意識が薄らいでいく。そんな気がしてなりません。

ちょっとした一言やあれ?っと思うことってスルーしてしまいがちですけど、その職場の『空気・雰囲気』が良い方向にサスティナブルでなければ事故や不安全が近づいてきます。怪しいと思える危険の芽は早期に取り除いたほうがイイですね👍

#サスティナブル #言いたくなるフレーズ

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